カニ美味しいですよね。
カニカマも美味しいですけど、やっぱり本物のカニも食べたくなりますよね。とは言っても旬以外ではなかなかお目にかかれないのが現状。
そもそも普段スーパーに並んでるカニ以外にも食べられるカニはあるのでしょうか。
まだ見ぬ美味しいカニは存在するのでしょうか。
食べられるカニはどれくらい種類があるのか、どんなカニなのか、早速調べたいと思います。
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カニの王様タラバガニ
カニと言ったらまず有名なのはタラバガニですよね。
しかし、名前はカニだけど実はカニじゃない罠。
タラバガニはヤドカリの仲間です。
脚の本数がカニとは異なるんです。
名前の由来は諸説ありますが、魚の鱈(タラ)と一緒によく獲れたからということらしいです。
王様と言われるのはその大きさからです。
大きいものになると足を広げた大きさは1m超え。重さも大きいと2kgはあるそうです。うん、王様だ。
そしてお値段も王様。
カニの中でもかなりの高級品です。
日本で流通しているものの多くはロシアからの輸入ものです。
特にメスのタラバガニは日本では捕獲が禁止されているので輸入に頼っています。
オスは日本でも捕獲できます。で、ロシアからの輸出量も漁業規定で少なくなっているので余計値段の高騰に拍車がかかってるようです。
味は淡白ですがジューシーで肉厚なので食べごたえはあります。
ただ、カニ味噌も基本的には食べません。あんまり美味しくないそうです。
女王様本ズワイガニ
こちらもカニと言ったら名前が必ず出てくるカニですね。
なぜ本と付くかといえば似たような名前の似たような見た目のカニがいるからです。それはまた後ほど。
本ズワイガニは獲った場所によって名前が変わります。
山陰の日本海側で獲れた本ズワイガニは松葉ガニ、福井県で獲れた本ズワイガニは越前ガニと呼ばれています。
他にも獲れた場所だけではなくオスかメスかでも名前が違ったりするのでゴチャゴチャしがちですが、もとを辿れば全部本ズワイガニ、ということになります。
ただ生息している環境や餌が違うので味にも違いがあり、同じ本ズワイガニではありますが、全く同じものというわけではありません。
こちらはタラバガニと違ってオスでもメスでも捕獲することができます。
オスのほうがサイズが大きいので値段もオスのほうが高くなっています。
英国ではスベスベのスラッと伸びた足から「女王様のカニ」と呼ばれています。
あと、カニ味噌めっちゃ美味しいです。
本ズワイガニじゃなくて紅ズワイガニ
はい、こちらが先程の本ズワイガニと似ていると言われている紅ズワイガニです。
見た目は似ているのですが、本ズワイガニよりも水っぽくて身も詰まってないので、同じくらいの甘さはあるのですがお手頃価格となっています。
なんと同じサイズの本ズワイガニの1/5以下。
場合によっては1/10程度。なので、安くていいから量が食べたいという人にはうってつけのカニです。
もう1つの違いは、メスは資源保護のために捕獲が禁止されていることです。なので、食べているのは基本オスです。
稀に本ズワイガニとの混合種もいるようです。
カニ味噌は本ズワイガニまではいかないまでもとても美味しいです。なので、本ズワイガニが高いという人は是非紅ズワイガニのカニ味噌を食べてみてください。
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毛ガニ
これも有名ですよね。
毛むくじゃらのカニです。
本ズワイガニ・タラバガニと合わせて日本3大カニと呼ばれてます。
今までのカニと比べると小ぶりなので当然身の量も少なく食べるのもちょっと大変なので人気ナンバー1にはならないのですが、味の濃さから一度食べると忘れられない味です。
北海道で穫れるのですが、時期によって穫れる場所が異なるので、1年中旬というカニ好きにはたまらないカニでもあります。
メスはやはり資源保護のために捕獲は禁止になっているので、食べているのはオスです。
毛ガニは何と言っても、カニの中でもカニ味噌の量が一番多い!
しかも濃厚でとっても美味しい!
なので、カニ味噌好きとしては一番毛ガニを推していきたい所存です。
その他のカニたち
さて、3大カニと紅ズワイガニを紹介しましたが、他にはないのでしょうか?
実はカニと呼ばれる物自体は5000種類以上いるとされています。
名前聞いても全くピンとこないカニもたくさんいます。
じゃぁ、なぜそれらのカニを食用で見ないのか。
それは食べられる大きさで美味しいものがあんまりないからです。
中には毒を持っているものもいたりして実は危険だったりするんです。なので、スーパーなどで見るカニは選ばれし美味しいカニたちなのです。納得。
もちろん、食べられるカニは他にもあります。
有名なのは花咲ガニやワタリガニでしょうか。
花咲ガニは北海道の花咲漁港でよく穫れるカニです。
でもタラバガニの仲間なので正確にはヤドカリです。
少々油っこいので好き嫌いは分かれますし、たくさんは食べられない感じですが、美味しいです。
カニ味噌もちょっと独特のくさみがあるので、苦手な人もいますが、好きな人はハマる味です。
ワタリガニには小ぶりのカニですが、小さい分身も味噌も味は濃厚です。
よく鍋に丸ごと入れて出汁を取ったりもします。
もっと小さいカニでサワガニなんてのもいます。
そのまま唐揚げなんかになって居酒屋のメニューにいたりします。
殻ごと食べられます。
一番大きいのはタカアシガニです。
水族館で見たことがある人も多いのではないでしょうか。
丸ごと調理するのが一番美味しいとされているため一般の家庭で出てくることはまずないですが、もしも食べる機会があれば是非食べてください。
カニ味噌もたっぷりで、ちょっと苦味があるのですがそれがお酒のつまみにはぴったりです。
食用カニにはどんな種類があるの?美味しいカニが食べたい!まとめ
家庭で食べるのなら、やっぱりよく目にする・耳にするカニが一番だということがよくわかりました。
彼らは選ばれたカニだったのです。
それぞれに旬の時期はありますが、今は通販などで冷凍ものですが1年中食べることが出来ます。
でもやっぱり一番は旬の時期に食べることです。
毛ガニも1年中食べられますが、一番美味しい時期はあります。
読んでもらってわかると思いますが、私はカニ味噌が大好きです。
あれだけでお酒がグイグイ進みます。
カニ味噌最高。身も好きですよ。
一緒に食べれば美味しさ倍増。
ぜひ美味しいカニを食べてくださいね。