30代半ばから痛風とお友達の夫。
プリン体と共にコレステロールも気にしています。
そんな夫が、「カニはコレステロールが多いから、買わない!」と宣言しましたが、
本当にコレステロールが多いのでしょうか。
ただ、買いたくないだけでは?
そこで密かに調べてみることにしました。
ついでにカニの栄養と効能も調べておけば、夫の証言をひっくり返せるかもしれません。
「へっへっへっ」(・∀・)腕が鳴ります。
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カニのコレステロール値はどのくらい?比較してみた
ここでは、代表的なカニの種類であるズワイガニ・タラバガニ・毛ガニを調べてみます。
100g当たりのコレステロール |
100g当たりのカロリー |
|||
ズワイガニ |
61mg |
69kcal |
||
タラバガニ |
53mg |
80kcal |
||
毛ガニ |
53mg |
83kcal |
||
カニみそ | 460mg | 183kcal |
カニみそは、高い数値ですが、身のほうは思ったほど高くありません。
他の食材と比較してみましょう。
牛肉バラ |
98mg |
豚肉バラ |
70mg |
鶏レバー |
370mg |
いか |
270mg |
しらす干し |
390mg |
ししゃも |
290mg |
ウナギ蒲焼 |
230mg |
たまご |
420mg |
このように見てみると、カニみそ以外は、他の食材よりもコレステロールが少ないことがわかります。玉子でも420mgです。(卵黄のみなら1400mg‼ダントツです)
コレステロールが気になる人は、カニみそを避ければいいのです。
簡単なこと、でも夫はカニみそが一番好き。どーする?
そんな時は、タラバガニか花咲ガニを購入しましょう。
カニみそが美味しいのは、何といっても毛ガニです。ズワイガニもカニみそは美味しく食べられますが、
タラバガニと花咲ガニは普通カニみそは食べません。
カニみそのないカニなら、家族みんなで仲良く食べられますよね。
カニみそがいくら好きでもなければどうしようもない( ̄― ̄)
これで我が家の『カニ疑惑』は解決です!
ちなみにカニみそとは、脳みそではなく内臓の一種、お肉で言えばレバーに当たる部分です。
コレステロールが多いわけですよね。
ここで少しコレステロールのおさらいをしておきましょう。
この記事を読んでいただいている皆さんは、コレステロールを気にしていらっしゃると思いますので、コレステロールのことはある程度知っておられると思いますが、せっかくですので、簡単に復習しておきましょうね。
コレステロールには、LDL(悪玉)コレステロールとHDL(善玉)コレステロールがあります。
LDLコレステロールは、血管内の壁を守るために血管に脂質を塗る働きがあり、HDLコレステロールは、血管などに余分にたまった脂質を除く働きがあり、どちらも人が生きていく上で必要なものです。
ですが、LDLコレステロールは、年齢を重ねるごとに増えやすかったり、食事内容により余計に摂ってしますことが多くあります。
そして、LDLコレステロールがHDLコレステロールよりも過剰に増えてしまうと動脈硬化の原因になり、生活習慣病を引き起こしやすくなります。
そのことからLDLコレステロールは悪玉コレステロールと呼ばれています。
血液検査の結果を貰った時、すぐに折ったり捨てたりしないでコレステロール値をよく見てください。LDLとHDLの2種類の値があります。
LDLとHDLの数値を比べてLDLのほうが多ければ、気を付けなくてはいけません。
逆に総コレステロール値が高くてもHDLコレステロールのほうが多ければさほど問題ありません。(これは、私がかかりつけのお医者さんに説明してもらったことなので確かです!)
ただ単にコレステロールを気にするだけでなく、コレステロールの質も気にしてみると自分に合った健康食材がわかりやすいかもしれませんよ。
カニの栄養と効能も知りたい!
夫をもっとギャフンと言わせたいというささやかな欲望を満たすため、カニの栄養や効能も調べてみました。
タウリン
カニの栄養として最も有名なのがタウリンですね。タウリンは牡蠣などの貝類にも豊富に含まれていて、
コレステロール値を下げたり、肝機能の働きを助けるほか、角膜を回復させる働きもあります。
キチン・キトサン
甲殻類全般に多く含まれている成分です。コレステロール値を下げたり、免疫力を高めたりします。
アスタキサンチン
カロテノイドという天然色素で、カニ、鮭やえびなどの赤色はアスタキサンチン由来のものです。
アスタキサンチンは強い抗酸化作用があり、お肌のアンチエイジングにひと役もふた役も買ってくれる有り難い成分です。また、内臓脂肪を減少させる働きもありますのでダイエットにもおすすめです。
ビタミンB群
皮膚や粘膜、毛髪の再生(ビタミンB)、貧血予防(ビタミンB12)などの効果があります。
ナイアシン
アルコールの分解を助けたり、毛細血管を広げて血流を良くする働きがあります。
カルシウム
カニには、他の魚介類に比べカルシウムが多く含まれていますので、骨粗しょう症予防の効果が期待できます。
改めてカニの栄養成分を見てみると、美味しいだけでなく、意外に健康食材なのだとわかりますね。
食べるときに時間がかかることで満腹中枢が上手く働きそうですので、ダイエットもどんどん進みそうです。
カニみそに気を付ければ、とてもヘルシーな食べ物のようですね。
カニはコレステロールが多いの? カニの栄養と効能を調べてみた。まとめ
皆さん誤解は、解けましたか?
カニのコレステロールが高いというイメージは、おそらくカニみそのコレステロール値からのイメージなのでしょうね。
結論:魚介類の中でも、他の食材と比べてもカニのコレステロール値はそれほど高くありません。
どちらかというと低い!です。
夫も同じように誤解をしていたようです。
コレステロールの高いカニみそは、ほんの少しだけ楽しんでいただき、あとは私たちで食べちゃうことにします!
皆さんもカニを美味しく健やかに楽しんでくださいね♪
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